サーバーとCPUについて

いわゆるサーバースペックのCPUはさほど多くなくなっており、クライアント用のCPUであるi7やi5をベースにしてXEONなどが採用されることが多くなっています。XEONとiシリーズの一番の違いはコア数であり、さらにキャッシュ容量もまったく違ってきています。逆にiシリーズの方がGPU性能が高いことも多く、利用される分野でCPU性能に求められるリソースが変わっています。サーバー向けのCPUであるXEONはコア数がとにかく多く設計されており、複数のCPUが使えるマザーボードも多数登場しています。

コア数については特にマルチコア対応アプリケーションが増えたことでiシリーズでも重視されてきていますが、あくまでも並列処理はXEONが上となっています。これはキャッシュの容量も重要であるからです。サーバーでは複数のアプリケーションが稼働します。WebならWebサーバ、データベースなどが動きますし、メールサーバであっても並列稼働させる仕組みが搭載されています。

このようにサーバー版のCPUは並列処理に特化してきており、コア単体での周波数はiシリーズよりも低めに設計されることも多くなっています。さらに、キャッシュ容量も大きいことからダイサイズが大きくなり、発熱量も大きくなっていますので筐体自体も大きめに設計されるか、空調がしっかりした筐体が利用されており、また、集積率を高められる筐体も多くなっており、利用の幅が広がっています。

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